6月に入ってすぐ、台風6号(チャンミー)が沖縄から九州、そして本州へと駆け抜けていきました。記録的に早い上陸となり、各地で強い風と滝のような雨をもたらしました。被害に遭われた皆さま、そして今も後片付けや不安な日々を過ごされている皆さまに、心よりお見舞い申し上げます。
そして今、九州は梅雨の真っただ中。台風が過ぎてホッとしたのも束の間、これから本格的な雨のシーズンがやってきます。実はこの「台風のあと・梅雨のはじまり」という今こそ、お住まいにとって大切なタイミングなんです。
「うちは大丈夫だった」——本当にそう言い切れますか?
台風が過ぎた翌朝、庭に飛んできた葉っぱを片づけて「大きな被害がなくてよかった」とひと安心。——多くのお宅で、きっとこんな朝を迎えられたのではないでしょうか。
でも、ここで少しだけ立ち止まって考えてみてください。台風の被害は、必ずしも目立つ形で現れるとは限りません。屋根のてっぺんで棟板金(むねばんきん)がわずかに浮いた、雨樋(あまどい)の金具が少しズレた、外壁のコーキングに細いひびが入った——こうした小さな変化は、地上から見上げても、まず気づけないのです。
そして厄介なことに、こうした見えない傷は、次の大雨で一気に「雨漏り」として表面化します。台風で生まれた小さなスキマに、梅雨の長雨がじわじわと入り込んでいく。気づいたときには天井にシミが広がり、修理も大がかりに……というのは、決して珍しい話ではありません。

台風のあとに確認したい、見落としやすいサイン
まずはご自身で、無理のない範囲でチェックしてみましょう。次のようなサインが見られたら、台風による被害の可能性があります。
- 屋根:瓦やスレートのズレ・割れ、棟板金の浮き、屋根の上に見慣れない金属やビスが落ちている
- 雨樋:継ぎ目の外れ、たわみ、雨の日に樋から水があふれている
- 外壁・ベランダ:ひび割れ、塗装の剥がれ、コーキングの切れ、笠木(かさぎ)の浮き
- 室内:天井や壁紙の小さなシミ、いつもと違うカビ臭さ、サッシまわりの湿り
- その他:カーポートやフェンス、物置の破損、アンテナの傾き
「言われてみれば、あの音は何だったんだろう」「天井のあのシミ、前からあったかな……」——少しでも気になることがあれば、それは点検のサインです。ただし、ご自身で屋根に登るのは絶対におやめください。雨上がりの屋根は想像以上に滑りやすく、毎年痛ましい事故が起きています。
その被害、火災保険でまかなえるかもしれません
ここで知っておいていただきたいのが、火災保険の「風災補償」です。火災保険は名前から火事だけの保険だと思われがちですが、実は台風や強風といった自然災害による建物の損害も、補償の対象に含まれていることが多いのです。今回の台風6号のような強風で屋根材がめくれた、雨樋が壊れた、といったケースは、まさにこの風災補償の出番になり得ます。
一方で、すべての傷みが対象になるわけではありません。年月の経過による傷み、いわゆる経年劣化は補償の対象外とされるのが一般的です。「では築年数が古いとダメなの?」と思われるかもしれませんが、築年数はあくまで目安のひとつ。実際には、損傷が自然災害によるものかどうか、その状態をもとに判断されます。だからこそ、台風の直後という「原因がはっきりしているタイミング」での確認が大切なのです。
火災保険の補償対象や申請の流れ、注意点については、こちらの記事でじっくり解説しています。あわせてご覧ください。
👉 火災保険申請サポート完全ガイド|対象になる被害・申請の流れ・注意点
なお、保険金を請求できる権利には期限があり、多くの場合被害を受けた日から3年とされています(保険法上の時効)。3年もある、と思うとつい後回しにしがちですが、時間が経つほど「これは台風による被害だ」と確認することが難しくなります。気づいたときが、いちばんの動きどきです。
弊社は、屋根に登らずに点検します
「点検といっても、屋根に人が登るのは少し怖い」——そう感じられる方も多いと思います。弊社では、ドローンや高所カメラを使い、屋根に登らずに屋根・外壁の状態を確認しています。瓦を踏んで新たな割れを生んでしまう心配もなく、作業する側も安全。そして何より、撮影した映像や写真をお客さまご自身の目でご確認いただけるのが大きな安心につながります。
ひとつ、誤解のないようにお伝えしておきたいことがあります。弊社が行うのは、あくまで火災保険の「申請サポート」です。保険会社への請求はご契約者さまご自身に行っていただくもので、弊社が代わって請求する「申請代行」ではありません。被害状況の調査や、ご自身で手続きを進めるためのお手伝いを、専門家の立場でサポートする——それが弊社の役割です。「必ず保険金が下ります」といったお約束ができるものではないことも、正直にお伝えしています。
弊社のサービス内容や対応エリアについては、ホームページでもご案内しています。
よくある質問
Q. 台風から少し時間が経ちましたが、今からでも火災保険の申請はできますか?
A. 多くの火災保険では、被害を受けた日から3年以内であれば請求できるとされています(保険法上の時効)。台風6号の被害も、気づいた時点でできるだけ早めにご確認いただくのがおすすめです。時間が経つほど被害の状況がわかりにくくなるため、早めの点検が安心につながります。
Q. 見た目では分からない被害もあるのですか?
A. はい。屋根の棟板金のわずかな浮きや、雨樋の小さなズレなどは地上からは見えにくく、後から雨漏りとして表面化することがあります。弊社ではドローンや高所カメラを使い、屋根に登らずに安全に確認します。
Q. 経年劣化と台風被害は、どう見分けられるのですか?
A. 火災保険は自然災害がきっかけの損傷が補償対象になりやすく、経年劣化(年月による傷み)は対象外とされるのが一般的です。築年数はあくまで目安で、実際の損傷の状態をもとに判断されます。判断が難しいケースも多いため、専門の調査をおすすめします。
Q. 申請サポートとは、保険会社への手続きを代わりにやってくれるのですか?
A. いいえ。弊社が行うのは「申請サポート」であり、ご契約者さまに代わって請求を行う「申請代行」ではありません。被害調査や必要書類の準備をお手伝いし、保険会社への請求はご契約者さまご自身に行っていただきます。
Q. 調査や相談に費用はかかりますか?
A. 弊社では福岡県を中心に、建物の現地調査を無料で承っております。まずはお気軽にご相談ください。
お住まいの状態が気になる方へ
弊社では福岡県を中心に無料の建物調査を承っております。



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